4/3（木）　最近のニュース

■香港映画スター　レスリー・チャン氏が投身自殺
　…「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」「欲望の翼」「ブエノスアイレス」の俳優さんです。
　　役に入れ込むタイプの方だったようで、ホラー映画の撮影後、気持ちが沈みっぱなしだったとか。
　　香港映画界独特の撮影スタイルも原因かもしれないですね。台本が当日変わったりとか、そもそも台本がなかったりとか。
　　強烈に役に入りこむタイプの人は重宝されるけど、ストレスも大きそうです。
　　享年は先日首吊り自殺した古尾谷雅人さんと同じ４６歳でした。

■山田邦子激太り
　…すこし前の番組で見た時にすこし太ってるかな？と思ったんだけど、やっぱりそうなんだ。私の体重の５倍くらいいってそう。

■睡眠改善剤「ドリエル」に注文殺到
　…カフェイン飲んでから無理やり眠ると寝覚めが凄くキモチ良いんだけど、そういうのじゃないのかな。

■滋賀県が新市名称募集、「甲賀市」「忍者市」「鹿深市」等の９候補
　…「甲賀の生まれでござる」「忍者出身です」うわ、どれもいいなあ。
　　「かふか市」ってのもカッコイー。夏になると「第○回　カフカ祭り」とかいって。
　　毒虫の着ぐるみをかぶった市長にリンゴ飴を投げつけてブッ殺すお祭りとか出来そうだよね。
　　カフカ名物オドラデク饅頭とか食べたーい。商店街は暗黒迷宮で、市役所には処刑機械が設置されてて。
　　警察はみんなバケツかぶってて、ストリートでは断食パフォーマー。うわ、マジ行きたい！
告知

●プレオープン時にこの曜日を担当されていた千田銀子さんが入院されました。
●「ハッピーツリーフレンズ　ファーストブラッド」DVD発売中！英語がわからないお子様にも是非！

|　 ロッテン　|　 ハッピーツリーフレンズ　|　 リーガンたん 　|　 　|

フリートーク
4/3　はじめましてー
　みなさんはじめましてこんにちわー！六天ちょこ（ろってんちょこ）といいます。ちょこちゃんって呼んでください！よろしく！
先週までここを担当されていたぎんこさんが腸捻転で入院されちゃいまして、私が代理でパーソナリティーを務めさせていただくことになりました。かくいう私も先週、交通事故にあってしまったんですケド、えのき茸みたいなヘアスタイルのお医者さんのおかげで何とか一命を取りとめたんスよ〜。これって大ラッキーだよね！手術の跡がまだ少し残ってるんだけど、お医者さんが言うにはグリーンなんとかっていう特別な菌で傷口を覆っているので日常生活には支障が無いとか何とか。名医ってこういう人の事を言うんだと思いました！あとは右腕のギブスが早く取れることを祈るばかり。治ったら泳ぐぞ〜！
おたより紹介コーナー
　
　ぎんこさん、こんにちは。ぎんこさんは青木雄二さんが好きみたいですけど、マンガ家では他にどんな作家さんが
好きですか？僕は河本ひろし、板場広し、帯ひろしが好きです。
ＨＮ　：館ひろし　さんからのおたより
　プロデューサー、間違ってますよー。これ、ぎんこさん宛てのお便りじゃないスかー。ぶーぶー。
あ、ぶーぶー言ってたら顔の縫合がほつれちゃった、失敗失敗。てへへ。
えと、以前ギンコさんの家に遊びに行った時、「マネーハンター　フータくん」と「公権力横領捜査官　中坊林太郎」は
持ってるの見ました。あと「金と銀」。って、お金関係ばっかりですね。やーねー。ねぇ。
ちょこの好きな作家さんと言えば、神田森莉先生。単行本全てが傑作ぞろいです。初心者は「怪奇カエル姫」あたりから入るといいんじゃないかな。最初は妙なグロシーンや妙なホラーシーンに目が行くと思うけど、何よりネームが面白いよ。きっと担当さんもネームチェックなんかしてないんだろうなあ…とか思っちゃいます。オススメ！
　個人的に一番好きなのは、「このマンガがえらい（だったっけ）」に何故か原稿を依頼された神田先生のマンガ。主旨は「マンガ界１０大ニュース・ベストセラーマンガを語る」だったのに、「ONE　PIECE」を全然知らずにワンピース（服の）をテキトーに描いてごまかしたり、バガボンドについて触れるのは印税のことばっかりだったり、「やまだないとの画風を真似るために、原稿に水をかけてみました」とか言ったりするところです。まさに怖い物無し。ステキ！

ちょこのマンガ大好き！
4/3　巨乳＝悪
３７５６４学園
（おそらく絶版）

著者：神田森莉

ぶんか社
　というわけで、第１回で詳しく紹介するのはスカムホラーの最高峰、神田森莉先生の「３７５６４学園」。
特筆モノなのはやっぱり数々のクリーチャー描写かな。目がちょっとじゃないくらい飛び出てるキャラ「出目ちゃん」（しかもただの一般人）、
恐怖ウジ虫少女（意味もなく２頭身で、しかも少女じゃない…）、サッカーの味方サッカーボール仮面（左下に見えるヤツ）等など、
センスオブワンダーなキャラクターがいっぱい。連続殺人犯イエス・キリストが「アーメン！みんな天国しあわせしあわせ！」と叫びながら
工作用のノコギリを振りまわすシーンは（そしてその後の、ノコギリなのにギコギコでなくスパッと切断されるシーンは）トラウマものです。
　現在までの単行本としてはこれがもっともアクが強く、暗黒神田マンガワールドを表しているといっても過言ではないくらいのノリ。
他の凡百ホラーマンガとは違うぜ！という意気込みが感じられます。感じられると言うか、見ただけでわかりますけど。
ともあれ、大きい本屋さんで探して見てください。損はさせませんよ！（得もしないけど）

　先生ご本人のサイト「地獄豪傑通信」にも３７５６４シリーズ「３７５６４ひめゆりの塔」が掲載されていますが、これを見てもわかるように
神田森莉先生は「社会的に問題のあるような話を描かせるとモノ凄く面白い」という特殊なノリの作家さんで、別の単行本「少女同盟」での
エピソード「美々子神様になります！」でオウム真理教問題を扱ったときのオーバーヒートぶりは一部の読者の間ではいまだに語り草です。
正義の一家は拉致されてむごたらしく殺されるわ（これはまあ史実通りだけど）、教団本部の建物がある村の住人は
拷問好きの排他主義者だわ（おまけに人肉食）、警察と住人が組んで教団を皆殺しにして集団自殺として片付けるわ、と
今だったら教団に見せても住人に見せても警察に見せても怒られること必至な、よくこれが雑誌に載ったなーと思わせる怪作です。
最後に数コマ、テレビの討論番組でマンガ家の小林お茶のり先生が登場。「特定のモデルはいません」と書かれた紙を持ちながら（笑）
「ゴーマンかましてよかですか？マスコミの過剰報道が彼らを殺したようなもんですバイ！報道の自由なんて幻想を振りまわしたヤカラは
断罪すべし！」と本人のマンガさながらにアゴを外しながら力説。なんでオウムシンパになってるのかわかりませんが、まあノリだからいいか。
神田先生的には最初の数ページのコマ「淳子がサクラだ！？」のギャグを書けただけでも満足してそうです。
神田マンガ＝ノリ。天才しか出来ない所業です。カックイー！

ともあれ、これからマンガ家を目指す若者にオススメ。ネームチェックとは何か、を考えさせてくれると思います。

＠敵ッ娘。
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